クマノザクラと呼ばれる桜が新種の可能性があるとして注目されています。
本当に新種の可能性があるのか、その特徴とヤマザクラとの違いを画像で詳しく見ていきます。
目次
クマノザクラの特徴と他の桜との違い
出典:NHK NEWS WEB(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170410/k10010943781000.html)
桜の種類は大変多く、細かい違いを全て分けていくと
全部で600種類以上もあると言われています。
大きく分けると山桜と里桜の2つに分けられ
山桜は野生の桜、里桜は品種改良された桜と言えます。
自生する野生の山桜だけでも100種類以上ありますが
基本種は9種類で、中でも代表的なのがヤマザクラ。
ヤマザクラ
クマノザクラが新種と認められれば、山桜の基本種10種類目となります。
桜は今お話した通り種類が多く、様々な変異があるため
ずっとヤマザクラだと思われていました。
そりゃそうですよね。
ヤマザクラと混ざってたら素人にはなかなか区別出来ないでしょう。
そんなクマノザクラの特徴とヤマザクラとの違いですが、主に3つあります。
葉の大きさ
葉っぱの大きさがクマノザクラが4~8センチなのに対し
ヤマザクラは倍以上となる8~12センチとなります。
これくらい大きさが違うと「たまたま」とは言いにくいかもしれませんね。
花が咲く時期
桜の花が咲く時期にも大きな違いがあります。
クマノザクラは開花が早く、3月上旬から咲き始め
3月下旬頃には散ってしまいます。
ヤマザクラはその後に咲き始める感じで、3月下旬から
4月上旬頃までとなります。
花の色
そして上の写真では光の加減などで分かりにくいのですが
写真とは逆でクマノザクラの方が花びらが濃いです。
クマノザクラの方がピンクの色が濃いのです。
実は見たことあるかも?
クマノザクラは和歌山・奈良・三重などの広い範囲に自生していることが分かりました。
ヤマザクラに紛れてクマノザクラが山のいたるところに自生しており
開花時期の違いから、「2度咲くヤマザクラがある」と思っていた人もいたそうです。
このクマノザクラの映像を見て思い出しました。
そういえば以前どこかに桜を見に行ったとき、山の中にポツン、ポツンと
桜の花が咲いている木が点在していたのです。
周囲の木は全く咲いていないのに1本とか2本だけ満開に近い状態で
咲いている様子に違和感を覚えました。
そのときは花見には早かったかと話していた記憶があるので
ひょっとしたらアレもクマノザクラだったのではないかと思ってしまいますね。
ちょうど今桜の時期ということもあって、京都へも花見に行ってきました。
昨年も行っていて、桜の時期と紅葉の時期の年2回は京都へ行っているのですが
今年はかなり良い時期に行けたので、感動しました。
「何時間でもここに居たい。帰りたくない」
嫁さんもそう言って、祇園白川の夜桜をずっと眺めていました。
終わりに
クマノザクラが新種として認められたら、来年はさりげなく好きな人を連れてって
「これがクマノザクラだよ」
「え?なにそれ?」
「桜の新種」
なんてカッコつけることが出来るかもしれませんね。
早咲きの濃い紅色の熊野桜の存在、地元では不思議でもなんでもなかったのですが、もし10番目の新品種として認定されたら、積年の謎が解消されます。
しげよあゆみさんはじめまして。
そうなんですね。やはり地元の方はクマノザクラの存在に気付いてたのですね。
新種と認定されたら桜の時期の楽しみが増えますし、私は期待しています。
認定されるまで半年くらいかかるそうですね~