怒りの伝え方を失敗するとトラブルの元になるだけでなく、場合によっては自分の社会的な地位や大切な人間関係なども失ってしまう危険があります。
上手にコントロールして、我慢することなく相手に伝え、自分の気持ちを理解してもらいましょう。
目次
怒りの伝え方
「怒りの伝え方」なんて男性は考えたこともなかった人が多いのではないでしょうか。
女性は比較的感情についての会話をするので、怒ったときにその怒りをどうやったら上手に伝えられるかと考えたことがあるかもしれません。
「腹が立つ!けどこれをぶつけるとケンカになるから我慢しよう・・・」
「いつも私が怒ってケンカになって、関係が悪くなってしまう。でも抑えられない!」
そんな悩みを持つ人が少なくないのではないかと想像してしまいます。では、どうすれば上手く怒りの感情を相手に伝えられるのか?
怒りを伝えるときのポイント1
以前 怒りを抑える方法は感情を抑えないこと という記事で書いた通り、怒りというのは本当の感情を隠す蓋のようなものです。
ですので、怒りの伝え方の重要なポイントの1つは、この「本当の感情」を伝えるということです。
怒りを伝える方法は人それぞれ色々あります。
- 「ムカつく!!」と怒鳴ったりビンタをくらわせたりする人
- 怒ってることを察してよと無視したり態度を悪くする人
- 敬語で嫌味を言う人 例:帰りが遅い旦那に「これはこれは随分とお早いお帰りで」など
- 物を破壊しだす人←私です
しかしお分かりだと思いますが、これらはどれも上手い方法とは言えません。
どれも怒っているということを表現しているだけで、その下にある本当の感情を伝えていないからです。
怒りの下にある、寂しい、悲しい、分かって欲しい、愛して欲しいなどの本当の感情をまずは自分自身で見つめなおす必要があります。これには少し勇気が要ります。
大事にされてない感じがして悲しかった、もう好きじゃなくなっちゃったのかと思って寂しかったなどの感情を見つけていくんです。
これをするとき特に自立的なタイプの人は、この感情を感じると相手より下になったと認めるような感じがするので、なかなか感じにくいです。
また、怒った瞬間にこんなことやってられないよ!って思うかもしれませんが、最初は当然出来ないと思います。なので、ケンカして冷戦状態のときや、一人になったときに思い出してやってみるというのでOKです。
何度もやっていくうちに慣れてその場ですぐにでも出来るようになります。
怒りを伝えるときのポイント2
本当の感情に気付くことが出来たら、それを相手に伝えます。怒りの伝え方ということでしたが、もはや怒りではなくなっていますね。
伝える内容は怒りの下にあった本当の感情ですが、話し方にもポイントがあります。
何に対してどう感じたのかを具体的に話すということと、「私が」「私は」というのを付けて話すことです。
例えば、いつもデートの待ち合わせに遅れてくる彼に怒りを伝える場合
「あなたが待ち合わせに遅れてくると、私のこと好きじゃないのかなとか、どうでもいいのかな?って感じて、私はすごく悲しいの。」
こんな感じです。「あなたはそんなつもりじゃないと思うんだけど」とか「こんなこと言ってごめんね」などを付け加えるとなお良いですが、なかなかそこまでは出来ないと思います。
怒りを上手くコントロールする方法
怒りを上手くコントロールする方法について、怒りを”抑える”ということに関しては、先ほどもご紹介した以前私が書いた記事を参考に、怒りやその下にある感情をただ感じて解放するということをすると良いと思います。
では、怒りを溜め込まないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。既に溜まってしまっている怒りはどうしたら良いのでしょうか。
腹が立ったと怒りに自覚があるときは、ここまで説明させて頂いた内容で良いと思うのですが、いつの間にか怒りが溜まってしまっているというときがあります。いつも我慢してしまうというタイプの人に多いですね。
こういうときの対策は、ストレスの解消と同じと考えて良いと思います。
自分の好きなことをする時間を作ることが大切です。忙しい日々だとしても、必ず自分の好きなことをする時間を無理にでも作ってください。
そして、そもそも怒りにくくするためには、心に余裕を持つことです。
「お金もあるし大好きな家族に囲まれて毎日幸せだなぁ。さて今日も部下を怒鳴りつけてやるか」なんて人はいません。
心がいっぱいいっぱいであればあるほど怒りやすくなります。
心に余裕を持たせるためには、ネガティブな感情を感じ切って解放したり、自分が幸せである理由を探して書き出してみたり、好きなことをすることです。
まとめ
怒りを伝えるポイントは2つ。
怒りの下の本当の感情を伝えることと、具体的に何に対してどう感じたということを「私が感じた」ということを強調して伝える。
怒りを溜め込まないようにするには、自分の好きなことをする。
これらを即座に出来るようになると、人間としてすごく成熟した魅力的な人になることができます。まずは出来ることから始めてみませんか。
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