怒りという感情はものすごくパワフルで危険さもありますが、正しい方法で扱えばあなたの成功をサポートしてくるものにも成り得ます。
誰しもカッとなってつい失敗してしまったという経験はあるんじゃないでしょうか?私は数え切れません。
あのときどうしていたら良かったのか・・・これからの人生では失敗しないように怒りという感情の扱い方を身につけておきましょう!
目次
怒りは本当の感情ではない
感情には色々あります。喜び、悲しみ、寂しさ、楽しさ、恐れ、恥ずかしさ・・・怒りももちろん感情の一つなのですが、怒りというのはその下に本当の感情が隠れていると言われています。
例えば恋人が浮気をした。「めっちゃ腹立つ!!」怒りがこみ上げてきますが、実はこのとき感じている怒りの下には、「好きな人に裏切られて悲しい」「騙されていて悔しい」「大事にされていなくて寂しい」などの感情が隠れています。
この隠れている感情をすぐに感じ切ることが出来ると本当は早いのですが、なかなかそれは出来ません。嫌な感情、辛い感情は感じたくないので、無意識に怒りにすりかえてしまうのです。
感情というのはごまかしたり抑え込んだりせず、きちんと感じきれば解放されるものなので、世間で色々言われているような小手先のテクニックなどでコントロールしたりしないでちゃんと感じれるようになった方が良いです。
ごまかしたり抑え込んでもその感情は消えずに心のすみっこの方に追いやられるだけで、消えません。そしてコツコツと貯まっていって、ある日爆発するのです。
我慢して我慢して爆発するというのを繰り返す人は、都度怒りをちゃんと感じれるようになれば爆発もしなくなりますよ。
怒りがわいてくる理由
怒りがわいてくる理由は色々ありますが、一つは自分が自分に禁止していることをされたときです。
例えばダイエットをしているとき、友達とカフェに行って美味しそうなケーキがあっても食べれません。そんなときに一緒に行った友達が隣で30個もケーキを食べていたら、腹が立ちますよね?
30個までいくと逆に笑えてきたり、お前も太れとか思うかもしれませんが・・・
これは自分で自分にケーキを食べることを禁止しているときに、人がケーキを食べたからです。もっと言うと、「我慢している私のつらさを分かってよ」っていう悲しみなどの感情が隠されて怒りとして出ています。
また、他人の言動などで怒りが出てくるとき、上記の禁止していることではない場合。それは自分で自分を責めていることをさらに他人に責められたときです。
分かりにくいですよね?分かりやすく例えると、自分で自分が太っていることを責めているときに、そこに他人から「デブ」と言われたときということです。
部屋の掃除の例と似ているかもしれません。「部屋の掃除をしよう」「早く掃除しなきゃ」と思いながらもあとちょっととマンガを読んでいたら、親から「部屋の掃除をしなさい!」と言われたとき。
「分かっとるわ!!」って腹が立ちます。自分で自分のことを太っている、デブだと責めているから「デブ」と言われると腹が立つんです。
「デブ」なんて言われたら誰だって怒るに決まってるだろって思いますか?そんなことはありませんよ。自分のことを太っていると責めていない人は腹は立ちません。
ガリガリに痩せていて、いつも太りたいと願っている人は怒りません。たとえ太っていても、そんな自分を責めていない人は怒りません。例えば芸人さんとか太っていることを売りにしている人などに「デブ」と言っても怒りません。
つまり、あなたが怒る原因はあなたにあるのです。
怒りを抑える方法
先ほどから言っているように、怒りを抑えることはよくありません。
怒りを抑える方法は?と聞かれたら、「感情を抑えないこと」と私なら答えます。しかしそれは怒りを爆発させて暴れまわったり、奇声を上げたり、デスクの上で飛び跳ねたり、人を殴りつけたりするということではもちろんありません。
怒りをただ感じるんです。行動に移すのではなく、ただ感じるだけです。そしてその下に隠れている本当の感情まで感じきることが出来れば、スーーーっと楽になります。
まず怒りを感じ始めたら、否定しないで「私は怒ってる」「腹が立つ!!」と思って下さい。そしてそこから本当の感情へとアプローチしていきます。
「あんなふうに突き放されたら私すごく寂しいわ」「一生懸命やったのに全然認めてもらえない。悲しいよ」「もっと私を大事にしてよ」「私の気持ちを分かって欲しい」などなど、もっと愛して欲しい、分かって欲しいという感情であることが多いです。
いきなりはなかなか難しいですが、今仕組みをしっただけでも大分違いますし、失敗しても一人になって冷静になったときにでもやってみると、溜め込まずに済むのでおすすめです。
男性は特に怒りを感じるのが苦手な場合が多いです。自分が怒ったら大変なことになる、めちゃくちゃになってしまうなど思って怖いからです。私自身もそうです。
しかしこれが出来るようになると、すごく精神的に成熟し、人間関係も良くなりますし、より魅力的な人にもなれます。
あなたに穏やかな日々が訪れますように。
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