他人を変えたいと思うことって多いと思うのですが、なかなかうまくはいかないようです。
それを自分が変わることで実現させようという考え方をすると、他人を変えられる確率がぐんと上がってきます。
どういうこと?具体的には何をしたらいいの?を詳しく見ていきます。
目次
他人を変える方法は無い?
他人を変えるために頑張っても頑張ってもなかなか変わってくれない・・・変える方法は無いのでしょうか。
皆さんはどんなときに他人を変えたいと思いますか?
- 彼氏をもっと優しい人にしたい
- 彼氏をもっと男らしくしたい
- 彼氏の浮気をやめさせたい
- 旦那をもっと稼げる人にしたい
- 彼女をもっと女らしくしたい
- 彼女をもっと自立的にしたい
- 嫁さんの不倫をやめさせたい
- 子供がウソをつかないようにしたい
- 部下に真面目に仕事をさせたい
- 父親の暴力をやめさせたい
書いているといくらでも出てきますね。
きっとこういうことで悩んだ人は、変えようとたくさん努力してきたことでしょう。でも、なかなか変わりませんよね?
これには色々理由があるのですが、1つは「人は基本的に安定を守る」という心理があるからです。
安定を守る心理
あらゆることに関してですが、今の状態に落ち着いていると、それが悪い事であっても望んでいないことであってもそのままでいようとする心理が働きます。
安定というのは穏やかで安心している状態という意味ではなく、定着と言った方が良いかもしれません。
貧乏な状態、恋人がいない状態、いじめられている状態など自分が望んでいない「はず」の状態でも、この状態がしばらく続くと「定着」します。
定着するとその状態を守ろうとします。
そんなバカなと思うかもしれませんが、例えば恋人がいない状態が定着していると
- 誰かに告白してフラれると傷つく
- 恋人が出来たらお金がなくなる
- 恋人が出来たら自分の時間がなくなる
- すごく好きになってフラレたら立ち直れない
などなどネガティブな思いが潜んでおり、これらの危険を冒すくらいなら、慣れ親しんだ今の恋人がいない状態の方がマシだと心が思ってしまうんです。
意識では「恋人が欲しい!」と考えていても、深層心理では「傷つくような危ないことはするなよ」という強い力が働いています。
ですので、他人を変えようと思っても、その人はその状態が定着してしまっていますので、簡単にはいきません。
周りの環境を変える
しかしこの定着している状態というのは、周りの環境によるところも大きいのです。
例えば貧乏な状態で定着していたとしても、そのままでは飢え死にしてしまうとかそういう環境に置かれれば変わるしかなくなります。
これは極端な例でしたが、周りの環境が変わることで人は変わらざるを得ないことがあるのです。
っということはつまり、他人を変えようと思ったらその人の周りの環境を変えてやればいいというわけです。
そっちのが大変そう・・・って思いますか?実は良い方法があるんですよ(不敵な笑み)
自分が変わることの方が簡単
他人を変えるよりその周りの環境を変えるというお話をしましたが、周りの環境を変えるというのは自分が変わることなんです。
変えたい人の周りの環境を変えるというと、なんだかあれこれと色んなことを変えないといけない気がして大変そうだと思ったかもしれませんが、ただ自分が変われば良いんです。
自分自身もその人の周りの環境の一部と言えますよね?なので、その人が変わらざるを得ないような自分になれば良いということです。
アカウンタビリティという考え方
心理学の「アカウンタビリティ」という考え方と関係してくるのですが、全ては自分の責任だという考え方です。
お金がないのも、恋人ができないのも、病気になったのも、上司の頭がハゲているのも、空が青いのも全て自分の責任。
これだけ聞くと「そんなの嫌だ・・・」って思うかもしれません。
しかし自分以外の誰かや何かのせいだとしたら、どうにもならないことってたくさんありますよね。
それが全て自分の責任とすることで、自分が変われば状況を変えることが出来るということになるわけです。
具体的な自分の変え方
具体的にどのように自分を変えたら良いのか?
例えば彼氏をもっと男らしくしたいならば、自分がもっと女らしくなることです。
以前 男女関係はバランスが大切!パートナーは変えられる で書いたバランスの話が参考になるかと思います。
どんな自分になったら、相手は望むような人に変わるのか?を考えるわけです。
そしてもう1つ、まさしく自分が変わることで問題を気にならなくするという方法。
上司のハゲが気になって仕方がないという問題がある場合、何故そんなに気になるのか?どんな自分になったら気にならなくなるのか?などをじっくり考えて、気にならない自分になることで問題を解消するということです。
例えば昔怒りっぽくて大嫌いだったおじさんがハゲてて、それを投影するから嫌なんだ!と気付いて、「あのおじさんも怒るには色々理由があったんだよな」とか「きっと自分もああやって怒られてきたんだろうな」とか理解して受け入れ、許し、気にならなくするなど。
まとめ
他人を変える方法はその人の周りの環境を変えること。
周りの環境の一部に自分自身がある。
全ては自分の責任だという考え方=アカウンタビリティを使う。
自分自身を変えることで他人もしくは他人の印象を変える。
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