美容脱毛サロン「エターナルラビリンス」を運営するグロワール・ブリエ東京と関連会社であるミスプレミアムの2社が破産開始決定を受けました。
これらのサロンの会費は1年半のコースなどを一括で支払っている場合もあり、エタラビ会員・ラットタット会員への救済措置が気になります。
目次
エターナルラビリンス運営社破産
「エターナルラビリンス」を運営する株式会社グロワール・ブリエ東京はエステ業界では大手であり、負債総額は約49億円以上、会員約9万人に影響するということです、
脱毛サロン「エターナルラビリンス」など全国に約100店舗を展開していた。近年、急激に事業が拡大し、平成26年9月期には売上高約28億円をあげてい た。しかし、脱毛サービスや支払方法などを誤認させる広告、解約金の不当な遅延、不払い等により、28年8月24日に消費者庁から新規勧誘などの一部業務 の停止命令(9カ月間)を受けた。そのため、解約が急増し財務や資金繰りが急速に悪化、事業継続が困難な状況に陥った。
引用元:東京商工リサーチ
http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20170406_01.html
やはり利益の方に目が行き過ぎて、お客さんのことをしっかり考えていなかった結果と言えますね。
この記事にある「サービスや支払方法などを誤認させる広告」ですが、月額9500円と謳っているのが実は18ヶ月以上のコースに申し込んで一括で支払った場合の1ヶ月当たりの代金だったり
確実に予約が取れると言っているのに実際はスタッフ不足で回しきれず、予約が全然取れないという状況だったということです。
さらに解約しようとすると返金を遅らせたり、なんだかんだと理由をつけて返金しなかったりということがあり消費者庁に相談が寄せられていたのです。
今回の件で、業務停止処分がどれだけ重いかというのもよく分かりました。
単純に停止していた期間の利益が無くなるだけの話ではなく、顧客や提携会社、社員などからの信用も失いこのように再起不能に陥ることがあるわけです。
会員への救済措置
エタラビ会員、ラットタット会員への救済措置はグロワール・ブリエ東京やミスプレミアムに代わってミュゼプラチナムが行ってくれるそうです。
元々ミュゼプラチナムと契約しているラットタット会員の方はそのまま影響なしでサービスを受けられます。
エタラビ会員の方とミスプレミアムと契約しているラットタット会員の方は優遇措置という形になります。
既に代金全額を支払い終わっている会員の方は、1回当たり定価の35%の費用でサービスを受けられます。
エタラビ会員:2309円 ラットタット会員:1785円
(いずれも税抜きで、全身を4箇所に分けて手入れするので1/4回の単価です)
こちらは優遇措置専用の電話で申し込みが必要です。
信販契約利用で株式会社日本プラム、株式会社ダブルラックと契約し現在まだ代金を支払い中の方はそのまま継続して支払いを続けることでサービスも継続されます。
詳しくはこちらのページで説明されていますのでご確認下さい。
http://www.je-management.or.jp/wp/wp-content/themes/jem/img/index/etalavie.pdf
終わりに
てるみくらぶの破産騒動があったばかりで、また大手が破産してしまいました。
このように何も悪くないお客さんが被害を受けるのはなんとかならないものですかね・・・
私はてるみくらぶもエターナルラビリンスもたまたま関係なかったですが、いつ当事者になるか分かりません。
制度を見直す必要を感じますね。
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